世の中は泥沼です。
恨み、妬み、憎しみ。多くのルサンチマンで溢れかえっています。

印刷機や光通信。情報の拡散スピードが劇的に増加したことで、強い人と弱い人の差がハッキリと分かるようになってしまいました。
強い人は良い環境で能力を伸ばし、努力することで素晴らしいことを達成する。
弱い人は認知能力を手に入れられず、短絡的に自分の都合の良いように物事を理解し、スマホに養分を吸い取られる。
今の日本は、歴史上最も自由で選択肢が豊富ですが、与えられたカードは不平等です。
良い環境で育った人は強くなり、悪環境で育った人はゴミになる。環境と能力が重視される貴族制度のようなものです。

社会のほとんどはゴミ。職場では派閥や立場が成果を奪い合い、表面上は他者を称えつつ、裏では失敗待ちをしている。
群れの均衡を守るための笑い者づくりが繰り返される。何か目立つ人がいると、すぐ蔑称をつけ、笑いものにすることで自分の優位性を作ろうとする。
SNSでは誰かを叩いて、一瞬の快感を得る。
人は馬鹿にし、馬鹿にされ、泥を掛け合って消耗し合っています。
なぜなら、努力の成果を実感するには時間がかかりますが、相手を貶めるのは一瞬で効果が出るからです。
私たちは、遠くにある大きな利益より、目の前にある小さな利益を重視してしまいます。
努力すれば遠くにある大きな利益を手に入れることができるという成功体験を積むためには、良い環境で育つ必要があります。
故に、悪環境で育ってしまった人は、遠くにある大きな利益を手に入れようと思うことができません。マシュマロテストみたいなもんです。
相手の上に立つ方法は、努力をして能力を伸ばして何かを成し遂げることです。
勝負は勝った方が偉い。勝った人が優勝。
一番すごい人が一番偉いのは自然環境における最大の道徳です。一回戦敗退のチームと優勝チーム、どちらが讃えられるか分からない人はいないでしょう。
この現実を受け入れられない弱者が、勝つことを諦めた代わりに別の方法を考えました。それが、「相手の悪口を集団で言うことで、相手の立場を落とすこと」です。
正面勝負で勝てない人が、ありもしない道徳やルールを用いて相手を引きずり下ろす。
「勝負には負けたけど、あいつは根暗だからゴミw」
「努力しすぎてて逆にダサいw」
「あの人は、弱い人の気持ちが分からない」
のような精神です。
強者は強者であるが故に、とある道徳的な違反をしているため、敗者より劣っている。
という、最大のゴミゴミ道徳観を持ち出すのが敗者の常だ。
この行動原理は、
・自分が上に立ちたいというプライド
・強者に正々堂々と勝負しても勝てないという弱さ
・能力を上げる方法を知らない育成環境の悪さ
・強者に対する妬み、憎しみ
です。
相手より上に立ちたいけど、努力する方法を知らない。輝いている人が憎い、引きずり下ろしたい。
これが大衆感情であり、SNSの本質。
足の引っ張り合いを経験したことのない日本人はいません。
いつ、誰に裏切られるか分からない疑心暗鬼の中、言葉を濁らせ、誰も本心を出さなくなります。こうして協力しようという熱意はなくなり、残るのは監視と計算だけになる。これが日本の生産性の低さの原因だと私は考えています。

この泥沼から抜け出す唯一の方法が、知性という方舟に乗ることです。
大衆の価値観に左右されない、ゴミと関わらない
自分だけの価値観を大切にし、新しい価値を創造する
何かを成し遂げるための努力をする
自分と、自分の周りの人を大切にする
これだけしましょう。
変に自己顕示欲を出さない、他人を見下さない、人の評価を気にしすぎない。
目先の快感より少し先の結果を見る。
人と主張、事実と解釈を切り分けて話す。
巻き込むべきことと切り捨てるべきことに線を引く。
誤りは修正し、無用な争いは拾わない。
派手に勝たない代わりに、無駄な損を避け、敵を作らず、必要な関係を保ち続ける。
言葉と行いが一致し、相手を故意に貶めない。
約束を守る。
知性を持ち、心の底から誠実な人同士で仲よくする。
対話は学び。沈黙も合図。違いは資源。
ただ一つだけ注意。
自分だけの価値観を大切にするというのは、既存の社会的な道徳を無視するという意味ではありません。
既存の社会規範を守りつつ、常識を守りつつ、道徳を基盤として、その上に自分の価値観を上乗せするのです。
「自分だけの価値観を大切にする!」と言いながら他人をぶん殴るのは無しです。
大衆と深く交われば、結局は足の引っ張り合いに巻き込まれます。泥の中で綺麗に歩くことはできません。
だからこそ、自分の手の届く範囲だけでも、知性ある友人と舟を並べ、エデンを築けばいい。
変な人とは関わらない。
知性と誠実さ、どちらかあるいは両方が欠けている人は箱舟に乗れないのだから。
結局のところ、知性のない者は泥の中で消耗し、嫉妬に絡め取られて淘汰されます。
SNSという人間のセーフティーネットで醜い心を晒しつつ、巨大IT企業の養分になるだけの人生です。
酔生夢死。意味は、「何も価値のある事をせず、ただ生きていたというだけの一生を終えること。くだらない一生。」
知性を大切にし、自分だけの世界(社会的な道徳規範、常識を守りつつ築く世界)を創り上げ、前に進みましょう。
これを読んでいる貴方にならできます。
